ブラックペッパー(黒子抄)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

カテゴリ: 50回〜

学校も地域の一部だと考えています。
いかがでしょうか?

育児をしていて思うのは
自分の子だけを育てても
思うように育てられないということです。
友達の影響を、既に小さいうちから受けています。
友達のした、悪いと思われる行動を
親に向かって試してみたくなったり・・・
だから、私は、少しでも多くの人に
係わりたいなと思っています。
周りの子も一緒になって成長していくことが
出来たら1番理想的ですよね。

そして、もっと探究心をむき出しにしてもいいんだよと
伝えていきたいです。
机に向かって椅子に座る以外にも
沢山のことを学べるんだよと伝えていきたいです。
そして、100点をとっても
その向こうに、もっともっと
面白い世界が広がっているんだよと
伝えたいです。
同時に、0点でも
他のことを頑張っても良いんだよと
伝えたいです。
そして、人生は学びの場です。
赤ちゃんから、年配の方まで
一緒になってワイワイお話し出来たら
楽しいだろうなぁと思っています。

特に、子供には教えるのでは無く
自然に感じさせていかなくてはなりません。

とにかく、生きているのが楽しいと!!
それをどうやって教えますか??
否、教えるのでは無く、伝えるのです。
体験させるのです。

そんな私も試行錯誤しながら
日々迷いながら育児を行います。
それでいいと思っています。

我が子が大人になる頃は
例え、日本国内にいても
外国人と同じ職場になる可能性も
ずっと高くなっていることでしょうね。
そうなったときに
「日本人」であることを誇りに思って
共に仕事をして欲しいと願っています。

カナダ人の英語の先生は
息子を日本で育てたいと希望していました。
育児環境や教育環境が整っているからです。
確かに、その通りです。
(しかし、地域によって相当の格差があるようです。)

にも係わらず、日本が魅力的に見えて来ない方の
何と多いことでしょう。
日本人でさえ、そうです。

思うに、どこの国でも
大人がしっかりとしていれば
その国の子供は伸びていきます。
逆に、大人が不安定ならば
子供も不安定になり、より多くの問題を
抱えていくことになります。
それは、どこの国でも同じです。
では、どうすれば良いのでしょうか?

今の日本を良くするのも
悪くするのも、私達自身だと感じてます。
さぁ、あなたは、どんなことをして
楽しんでいる姿を子供達に見せますか?
子供達は見ていますよ~!

はいっ。私、今日ゴネました!(モンスター!!)
家の前に中央分離帯が突然出現したので
市役所の優しいお兄さん相手にゴネておきました。
何の予告も無く、突然の中央分離帯ですよっ。
帰宅するときに
中央分離帯の赤いポールを突破しないと
入れなくなっていたので
あわてて迂回しました。

市役所の優しいお兄さんによると
正式な工事のときには
連絡があるそうです。
今回は、正式な工事では無いために
連絡をしなかったそうです。
しかも、最近になって県道に指定されたため
管轄が県に変わったのも一因のようです。
中央分離帯については、県が
必要であると見なしたために取り付けられ
市では、もう分からないとか・・・

なるほどねぇ。
もし、日本がもう少し柔軟性のある行政を
行おうとするなら、こういうネチッこくゴネることも
必要なのかもしれないな~と思いました。

大勢の人間が生きていると
機械化されて、特色が無くなっていきます。
これでは、味気ないですよね!

人間として、生きているぅって感じたいですね。

さて、話していても
何が変わるわけでもないので
署名を何人集めれば良いか
また、その窓口はどちらになるか聞きました。
あ、コレは中央分離帯のことではありません。
中央分離帯は、事前連絡なら出来るはずだと
指摘しただけです。

実は、公園が出来るはずの空地が
いつまでたっても、そのまま放置されているのです。
成長が早い子供達は、その公園で遊ぶ機会を
どんどん失っていることになりますよね。
何だか、「もったいない」と思ってしまったのです。
市役所の優しいお兄さんに
「資金がないのですか?
 人手が足りないのですが?
 業者が足りないのですか?
 他の事業と平行して出来ないのですか?」
と質問責めにしてしまいました。
もちろん、そんな一筋縄ではいかないことは
重々承知しているつもりですが・・・
どうか、お兄さんがドMでありますように。

「住みよい街づくり事業」は
お役所と、住民の両輪があって
初めて進んでいくのかもしれませんね。

もし、力を持て余している方がいらっしゃったら
公園に町内菜園を作ってみてはいかがでしょう?
果樹など子供達の喜ぶものを植えるのも
楽しいかもしれませんよ!?さぁ、市役所にダイヤルですよ。

誕生日大全」をご存知でしょうか?
簡単に言ってしまえば誕生日占いです。
話のネタになると聞いて読んでみました。
(かなり以前なので話題性としては古いです。)
最初は期待半分でしたが・・・
ん?
何だか、すごく良い気分です。
何とこの本、これでもかというくらい
ヨイショしてくれるのです。
友達に見せると
「私、こんなに良くないよ~。」
でも、嬉しそう!
そして、相性の良い誕生日なども載ってます。
さらに、ソウルメイト(魂の伴侶)の
誕生日も載っています。
なに???魂の伴侶!!
結婚する前に読みたかった・・・
とはいえ、身近なところに該当者はいませんでした。
ガクッ。(&ホッ)
それでも、しつこくソウルメイトの
有名人を調べていると・・・
(誕生日大全に載っています。)
な、な、なんと!!!!!
「邱永漢」先生が載ってました。
恐れ多くも邱先生と魂の伴侶だったんですね~。
例えば、信号待ちをしているときに
先生のレクサスやロールスロイスが通り
バチッと目が合ったりしたら
「魂の伴侶」だと分かるものなのでしょうか?

ちなみに、私の誕生日はシェイクスピアと一緒です。
自分の誕生日が有名な人に例えられるって
かなり自己満足!

幼稚園の収穫祭に雨が降りました。
「園長先生パワーも、さすがに無理だったね!?」
なんて声も聞きました。

私自身も、収穫祭に参加する予定で
事前に食券を購入しているので
雨の日の収穫祭は、さぞかし大変だろうな~と
覚悟を決めて行きました。
が!
雨でも快適に過ごせました。
豚汁や山菜おこわ、赤飯、サツマイモの天ぷら
きな粉餅にボイルウィンナーなどなど・・・
(バザーもゲームも沢山)
これを、雨の中大勢の人が
ワイワイガヤガヤとひしめく中
食券と引き換え食べるのは
本当に大変ですよね。

ですが、ちっとも大変ではありませんでした。
何しろ食べるスペースが沢山作られていたのですから!
教室にビニールシートを敷き土足で上がり
園児の机と椅子(小さい)にすわり
ゆっくりと寛ぐことが出来たのです。
後片付けが大変だろうなと思いましたが
雨の中、こんな風に好意で繰り広げられていることに
本当に頭が下がりました。

園長先生や、先生方がそういう姿勢なので
親も自然と「良心」が働きます。
お互いに、少しずつ注意を払うだけで
これだけ快適に過ごすことが出来るということが
本当に嬉しく感じました。

時代の流れと共に、親は苦労を避けて
「親の都合」で育児をするようになりました。
その流れに半ば逆行している幼稚園なのですが
収穫祭の雨の中で、そうした「好意」の
有り難さをひしと感じることが出来ました。
親が、日常に追われ合理主義に走ってしまっても
園が子供の為にとしていることが
思わぬ足かせになってくれます。

それにしても、さすが幼稚園ですね!
園児が行動しやすいように至れり尽くせりなので
結局は、大人達にとっても安心して
楽しむことの出来る空間になっていました。

子供達もいつもと違う様子に
嬉々としていましたよ。

我が子は、自分の教室に
普段見かけない人が大勢入り
土足な上に、机も椅子も
沢山配置されていた為・・・
「自分の教室がっ!!」
と、一瞬戸惑いを隠せませんでした。
でも、慣れれば賑やかな雰囲気を
楽しんでいました。

雨に教えられることの多い1日でした。

あいうえおの本」は、ひらがなの描かれた絵本の中の
最高峰だと確信しています。

私が初めてこの本を見たのは、年少の教室でした。
入ってすぐの右にスチール製の本棚があり
そこに並んでいました。
子供にも見せてあげようと借りたら
小さい頃には気づかなかった様々な日用品も
描きこまれており、皆が一生懸命に見ていた時のことを
思い出しました。

4歳の時に感じたことは、まず表紙の小さな引き出しを
細かく見て一つ一つを開けたくなりました。
本をめくっていくと、あ・い・う・え・お・・・と
見開き1頁ずつ、細部に渡って描きこまれた文字が
頭文字のあ・い・う・え・お・・・に合わせて
描きこまれています。
ず~っと見ているうちに・・・
・・・・・・本当に見ているだけですが
表紙の引き出しを開けると頁が広がるような
本当にごく自然に、子供の心の中に入り込んでいく
絵本らしい絵本なのです。
きっと、愛情を持って作られた絵本なのでしょうね。

う~ん。それにしても昔からのロング・セラーは
素晴らしいです。
その後も沢山の絵本が登場していますが
「実にお粗末な絵本の多いことだ」という文章を
読んだことがあります。
おそらく価値観の相違によるものだと思いますが
私自身も同感です。
折角、紙に印刷されて立派に製本されているので
一世一代の誰にも作れない珠玉の名作を
宜しくお願いいたします。
絵本も芸術作品です。
次の作品のネタの為に、出し惜しみしないで下さい。
時給計算して、手間隙を惜しまないで下さい。
なんて書きながら、一方では
「子供に大切なのは、質より量」だと書かれた
文章も読みました。

育児の世界は矛盾だらけです。
そして我が家も、常に正反対の意見の
ぶつかり合いから成り立っています。

本についての感想も、家庭により千差万別なのでしょうね。

でも、「子供は愛されて育つ」ことに変わりはないはずです。
良いとされる本の子供への愛情も
昔から変わりません。
絵本作りと育児には、共通点が
あるのではないでしょうか?そして「良い本」は、心を育てることが
出来ると感じています。
また逆の本は、・・・忍耐を育てる??
子供の頃に、どうしても好きになれない本があり
その本を何度となく読み聞かせられることが
苦痛でなりませんでした。
しかし、母が気に入っていたので
「この本は嫌い。」と伝えても繰り返し読まれました。
「ぞうくんのおみまい」という題名で
お見舞いに行くぞうくんが
リンゴを落としてしまい
皆が助けてくれてリンゴを
拾い終えることが出来る
とても素敵なはずのお話ですが
絵が好みと違っていたのと
あまりに典型的すぎて
ちっとも楽しくなかったのです。
簡単に言えば、リンゴが落ちて皆で拾うだけでしょ?
もっと奇想天外な起承転結のあるお話を望んでいたのでしょうね。

もちろん好き嫌いは人それぞれです。
でも、やはり万人に受け入れられるのが「名作」だと思います。

世界に誇れる、珠玉の名作が
たくさん生まれますように!!
学習の為になんて変化球よりも
直球で、いざ勝負!!!
子供の心の中にまで真っ直ぐに届いた直球は
ビックバンのように響き渡ります。

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