ブラックペッパー(黒子抄)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

カテゴリ: 850回〜

ハムスターのハム助に
ウィンナーを
ほんの少しだけ与えてみました。
案の定、飛び付いて
美味しそうに食べています。

これは模範的な飼い方とはいえません。
そもそも、自然界にいるハムスターは
ウィンナーなんて食べ無いからです。

自然に近い状態で飼うのが
理想の飼い方です。

ただし、ハム助は
相当!ウィンナーが美味しかったと見えて
通常のオネダリなら1分も続かない所を
30分以上もネダリ続けました。

これほどとは思わなかったので
以来、与えていませんが
人間の子供も
ウィンナーが好きな子が多いですよね。
「塩味」も「油」も
麻薬の様に
人間の脳みそを魅了します。
勿論、麻薬の様に
命を危険にさらすようなことは
ありませんが
よく、ラットを使って
実験がなされる様です。
ハムスターもラットの仲間なので
同じような結果が出たのだと思います。

さて、この様子を見ていた子供は
ハム助が、こんなに欲しくなっても
これ以上与えることが出来ないのだから
もうウィンナーを与えないと
決めたようです。

仕舞には、衣装ケース(飼育箱)の壁を
ず~っとペロペロ舐めて
オネダリを続けていたので
可哀そうに思ったのでしょうね。

そして、自分自身も重なった様です。

例えば、アイスクリームです。
もっともっと食べたいと感じますから。

人間は、自分でコントロール出来る
理性を持ち合わせていて
良かったですよね。

台湾で育児をしている友人に会いました。

日本は、育児がしやすい環境だと
しきりに言います。

聞いてみると
台湾の保育料は、月7万円するそうです。
勿論、台北市という
都市部ならではの現象かもしれませんが
共働きが前提の様です。

また、育児よりも
仕事を優先するのが
当たり前なので
大陸同様、若い世代が仕事をして
実際に、育児をするのは
祖父母という構図になっています。

友人は、育児が大好きなので
その中で、育児系ママとして
頑張ることにしたそうです。
だから、尚更
子供を遊ばせるのが難しいと
嘆いていました。

色々お話をし
育児をするなら
幼児期は日本
小学校以降は欧米が
良いという結果になりました。

私自身も、日本の教育システムに
いささかの不安はあります。
私が学んだ小学校が
スパルタ式だったからです。
休み時間の終わりを告げるチャイムが鳴ると
即座に砂時計がひっくり返されます。
そして、砂時計が終わる
3分後には
席に着いていなければなりません。
出来なければ、椅子を没収されて
床に正座して授業を受けます。

また、忘れ物一つでも
ビンタで張り倒され
常習者は、耳を引っ張られて
引きずられた上に
往復ビンタで張り倒されるのです。

私も、下敷きを忘れて
ビンタをされ、床に倒れた覚えがあります。

先生の怒鳴り声しか記憶にありません。

また、逐一細かくて
言葉遣いには、特に煩かったです。
敬語の指導が徹底されていて
少しでも、失敗をすると
即座に直され
これまたビンタで張り倒されるのです。

でも、直らない子は
いつも決まっていました。
いつも、いつも、いつも
常に怒られて、張り倒されていました。
隣の席になると
自分の机まで吹っ飛ばされるので
ドキドキしながら
直していました。
入学して最初の隣の席の子が
特に!先生に怒られていたんです。

学校で1番可愛い先生だったのに
本当に恐ろしい先生でした。

その後、引っ越しをすると
転校先の学校では
先生と生徒がタメ口で
冗談を言い合っていたので
かなり複雑な気分でした。

授業中も、冗談ばかりです。

さてさて・・・
とにかく、学校は「学びや」だと
位置づけることにしてみました。
嫌なことも、辛いことも
我慢も学ぶことでしょう。

そして、お稽古事や興味のある分野が
ちょこっとずつ
芽を出し始めているので
伸ばしてやりたいなぁと思っています。
「踊り」ならば、きっと
私が支えてあげられます。
もしくは、踊りを軸にして
芸術方面に・・・
また芸術から、様々な業界に通じるので
親自身も、一緒にコツコツ
頑張っていこうと
思っている今日この頃です。

愛情たっぷりの甘ちゃんに
育っている我が子ですが
最近、バレエの先生が
ちょこっと力を入れ始めた様です。
「黙っているから、大人しいと思ったら
 物凄く真剣にやるんですよね。
 きちんと理解して、練習しますから
 本当に頭が良いですよ。」
勿論、ビジネスでもありますから
お世辞が9割です。
(親バカなので真に受けています!!)
でも、このまま続けて行ったら
本人の自信や度胸に
繋がるかもしれませんよね。
第一、入学後は1週間に1回だけの
レッスンが丁度良いかしら?と
思っていたら
「2回行く!その方が、ずっと楽しいよ。」
と、嬉しそうに言うのです。

これは、親も頑張らなくっちゃ!ですね。

「人体の不思議展」が
話題になって随分経ちます。

学生の頃は、美大という場所柄
解剖学として、見に行く友人も多く
様々な感銘を受けていたようです。

私は・・・行きませんでした。
一度も、行ったことがありません。

が、最近、胎児について、違法では?と
話題になっていることから
ニュースで、映像を見てしまったのです。

思わず、体中に
電気ショックを浴びたような
衝撃が走りました。
強い、拒否反応です。
でも、現在ピラティスを教えていることから
解剖学上の知識として
実際の体が、どのようになっているのか
知りたいとは思います。
だから、ニュースを見続けましたが
途中から直視出来なくなりました。

足に力が入らず
すっかり参ってしまいました。
そして、胸が詰まります。
食事中で無くて良かったです。

再び、画面に
輪切りの展示物が映り
言いようのない恐ろしさを
覚えました。

この感じは・・・もしや
死体の持つ感情????
人間は、表情や雰囲気から
様々な情報を読み取ります。
幽霊が見えない私にも
強い気持ちが伝わって来ます。
もちろん、私の脳みそが
勝手に創り出している
妄想だと思っていますが。
それに、CGとリアルの見分けが付くように
死体と模型の区別もすぐに付きます。
カサカサに乾燥したような
ざらざらとした質感を感じます。
目の記憶を元に、感覚が再現されます。

だから、自分は
今まで行こうとも
思わなかったのだと
改めて理解しました。

必要としていないからです。

必要な人は、自分から見に行きます。
興味本位でも何でも
きっと何かを得て帰って来たはずです。
インタビューに答えていた
年配男性は
「自分の病気について
 詳しく知りたかった。」
と述べています。
また、医療関係者の方や
医学を志す方にとっては
大切な情報になります。

でも、デートに誘われて行った女の子が
途中で座り込み、動けなくなり
何とか外に出ると
ワッと泣きだしてしまったことを
聞きました。

それと、もうひとつ
各展示物の背後に
うっすらと体の持ち主が見える方も
いるとか、いないとか・・・

この2つの情報は、ネット上なので
正確なことは分かりませんが
「人体」が視覚を通し
脳でどの様に処理されるのかの
違いですよね。

強いメッセージが
送られているように錯覚してしまいます。
(記号のメッセージと同じだと
 理解しています。)

ホラー映画とも
怪談話とも
全く違う「衝撃」です。

人体というのは
もう少し、尊重に扱われる方が
良いのかもしれませんね。

でも、何でも無い人には
何でも無いことです。

とはいえ、樹脂を充填すると
この様に展示が出来てしまうと言う
技に対する、驚きもありますよね。

名古屋リビング新聞社の発行する
「あんふぁん 2月号」に
面白い記事が載っていました。

「ママが目指す“理想の食卓”って
 何だろう?」です。

私は、考えた事も無かったので
興味深く読ませていただきました。

概要は、毎日の食事について
自信がある・無いから
理由を求め
そして、理想の食卓について
意見を求めるアンケートを実施し
その結果を元に
「変わる家族 変わる食卓」の
著者:岩村暢子さんのコメントが
掲載されていました。

纏めると
まず、自信があると答えた人の傾向として
・「食事作り」の優先順位が低い
・上手に出来ない、苦手
そして、自信があると答えた人の傾向として
・栄養バランスを考えて料理している
・野菜料理を工夫している
・家族揃って食べる
そこから理想の食卓を導き出し
育児情報が多岐にわたる為
満足感、達成感を得られにくいと
しています。
例えば、好き嫌いをする子供に
「ひと口でも良いから食べなさい。」
と、伝えることすら
子供の自主性を奪っていると
感じてしまう親御さんがいらっしゃいます。
だから「理想を整理すること!」という
アドバイスが載っていました。

ところで、私自身は
このように考えています。

「自分の食卓に、自信がありますか?」
なんて、考えたことも無い私は
とりあえず、自信が無いと答えます。
豪華な材料も無く、予算も少なく
テーブルアレンジもせず
ある物の範囲内で
手早く作ってしまうからです。
テレビに出て来る様な
有名シェフと比べますから
そりゃ自信無いですよ。

でもね、大切なことがあります。
「満足しているか?」と聞かれれば
満足していると答えます。
何故なら・・・・
私にとって食事とは
「健康づくり」であり
豪華さや華やかさを
追求していないからです。

自分1人のお昼ご飯は
忙しいときなど、玄米おにぎり1個です。
(最近のマイ・ブーム)
それでも満足しています。
野菜が欲しいと思い
プチ・トマトを野菜室から
摘んできて、パクッと頬張ったり・・・
それで「体に沁み渡る!」と
満足しています。

そんな私の家族の食卓の目標とは
「ハレとケをはっきりさせること」です。
普段は、ご飯・お味噌汁・肉か魚・野菜の
質素な食事です。
洋食の時も、お味噌汁と、肉・魚が
クリームシチューになる程度です。
(中身や味に変化を付けますが)
短時間調理です。
だから、余計にハレの日が引き立ちます。

と、なると何を悩んだら良いのでしょう。
好き嫌いも、体に合う合わない
素材が古くまずいなどなど
色々な理由がありますから
体に良いと感じる物だけ
半分でも食べさせれば良しとしています。
でも、精神面に働きかけるのが
1番効果的だと思うので
「大人になるまでに
 好きになっているから大丈夫」
と、暗示に掛けています。

主人は、ミカンが大嫌いで
果物の多くを、イガイガして痛いと
表現しますが
皮膚が弱いので
内臓も敏感なのかもしれないと
強要はしないようにしています。
変な話、ご飯とみそ汁さえ食べていれば
とりあえずは健康に暮らせるはずです。

朝食についても
主人は、内臓が起きるのが遅いです。
新婚当初、朝食を作ったら
思いっきり嫌がられました。
仕方無いから、トースト1枚を
齧ってくれます。
一方、私は何か食べないと
朝食も作れないので
必然的に、朝食を食べることが出来ます。
我が子も、同じタイプです。
ちなみに、子供の頃から
朝食を欠かしたことはありません・・・が
朝礼で、校長先生の話が
少しでも詰まらないと感じれば
脳貧血を起こし
バタバタと倒れていましたね。
さらに、勉強の成績は
主人の方が良いので
朝食神話も、いささか疑問です。
でも、一緒に食事をすることで
子供の心が満たされるのは分かります。

話が逸れてきていますが
食卓に迷いの無い私から
「迷わない方法」を伝授するならば
「質素」を最高の食卓と考えること!です。
実際、ヘルシーな点でも
太鼓判付きです。

最後に、産後の赤ちゃんの世話で
大変だった時期に
生協の、冷凍煮魚を
よく利用していました。
とても簡単で、それこそ大満足でした。
忙しいのに
食卓に、ヘルシーな魚を
並べられたことが、嬉しかったのです。

豪華で手の込んだ料理を作らないと
満足出来ない方は大変です!
ただし、頑張り屋さんだから
料理の腕は上がります。
いつか、料理教室を開いたら教えて下さい。
是非!参加したいと思います。
こだわりがあって不満な時は
自分が成長するチャンスだと思います。
いつか、巡り来る好機のために
自分をしっかり磨いておきましょう。

あと、余談ですが
主婦は、アンケートを
世間話程度にしか捉えていませんから
適当に受け止めましょう。
多分、悩んでませんね。
角が立たない様に、自分に分の悪いことを
言っているのではないでしょうか?

子供の幼稚園でチアダンスを教えています。
8回ポッキリのチアダンスです。
ダンサーは、ママです。

さて、今日は嬉しい感想を
聞くことが出来ました。

「毎回グレードアップしている」

「15分しか踊って無いのに
 体が熱くなった」

これ、苦労している部分です。
だから余計に嬉しかったです。

まず「毎回グレードアップ」について
全員で踊った後
自分自身で、不満な点が
出て来るんですよね。
こういう時、気分としては
良くありません。
でも、初めから
そうした事も分かっていましたから
考えない様に
ダンスを改良することに集中して
それなりの達成感を
自分自身で感じるられる様にして来ました。

だから、自分自身で不満だと感じ
凹んだ部分が、改良されて
グレードアップに繋がったことになります。

次に「体が熱くなった」についてです。
女性の脂肪を燃焼させる為には
背中の血行を良くして
背中を動かすに限ります。

特に、寒いときは
肩甲骨の周りを重点的に動かします。

最近、特に寒いですよね。
だから、背筋を伸ばして
肩甲骨を回すだけで
(肘を曲げて、肩より上で
 回してもらいました。)
思わず歓声が上がりました。

きっと皆さん
肩が凝っていたのでしょうね。

もし寒くて、背中が凝った方が
いらっしゃったら
肘を曲げて肩より上で
グルグル回してみて下さい。

背中の血行と睡眠も
深く関係している気がします。

 

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