ブラックペッパー(黒子抄)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

カテゴリ: 1250回〜

実は私、邱友会の前々日、前日と
2日間眠れぬ夜を過ごしています

つまり2日連続の貫徹の状態です。

さて、ここで1つ臨時ニュースを
申し上げます。

これが、眠れなかった理由です。

現代にありがちな出来事ですが・・・

なんと、我が家の夫君も
御多聞にもれず
インターネットのチャットを楽しみ
ついつい携帯のメアド
(携帯メールアドレス)の交換を
行ってしまったのです。

相手は女性です。

それも、この時期に!!

メールが頻繁に届くようになったとは
思っていましたが
それほど気にもせず
暫く放っておきました。

そして、ある時
メールを見せて欲しいとお願いすると・・・
見せてくれました。

が、相手からのメールは
ハートだらけで「好き」なんて
書き込まれているのです。
それも、旦那様も子供もいらっしゃる方です。

えぇぇぇぇ!!

実は、アメリカに行く前夜の出来事でした。

「奥さんが、早くアメリカに行って欲しい。
なんて不謹慎かな~?
でも、楽しみ~(はぁと」

なんて具合に、書かれているのです。

たまたま、相手の方が新潟県
我が家は愛知県の為
会うことは、ままならなかったようですが
それにしても・・・ですよねぇ。

後になって、メールだけで無く
通話までしていたことが分かりました。

だって、香港に出発する直前に
いきなり電話がかかって来たんですもの!
たまたま、私の飛行機が
夕方の便で
いつもなら早朝に家を出るはずが
昼になっても、まだ
自宅を出発していなかったんですよね。

まったく!!
いったい現代社会って、どうなっているの?
と、思わずにはいられませんでした。

但し、私自身は、ラッキーなことに
香港に出発する前夜
主人の参加するチャットルームに
参加して、相手の女性と話してみたら
年長者の方が
立ち合って下さったんです。
責任を感じて
私が香港に行っている間に
全て解決して下さいました。

色々な人がいるんですね。

でも、現代社会って
本当に関係性が稀薄と言われますが
実にそうだと痛感させられました。

特にインターネットから
デモが起こることに対して
たまたまた見かけた
雑誌の記事で
この上なく
稀薄な関係から生まれた集団だと
こき下ろされていましたが
・・・実際、やっぱり稀薄なんですよね。
責任が存在しないのですから。

それが良いと言う考えもありますが
私は、人間同士、大切にし合う方が
幸せになれると思いますよ。

ノリでも勢いでも無く
本当に、心から
相手の幸せの為に行動するのです。

なんて言ってるから
時代に乗り遅れるのでしょうか???

いよいよベッドに横になります。

スリッパを脱いで、ベッドに上がり
ど真ん中まで来たら
腕の力を抜いて
そのままベッドに体を埋めます。

バフッ☆

この瞬間!
そう、まさに、この瞬間の為に
今日一日がありました。

何回かに渡って
何回も書きますが
ベッドは、キングサイズです。

ど真ん中でゴロゴロして
本やノートを広げても
下に落ちません。

そして、お決まり?の
照明チェックを始めます。
どのボタンが、どこの照明なのか
就寝するときには
どこの照明を残すのか
事前に決めておきます。

そうすれば、突然睡魔に襲われても
安心して、ササッと
照明を落として
眠ることが出来ます。

万一、どのボタンが
どこの照明か、分からない場合
眠りたいのに、目の前のスタンドが
煌々と光を放つこともあります。
そうなると、ウルトラビームよりも
キビしい光線が
目に飛び込んで来ます。

また、眠い頭を、無理矢理起こしながら
四苦八苦する羽目になります。

せっかくのリラックスした雰囲気を
存分に満喫しようという
ちょっとした拘りです。

今回は、トイレ付近の照明と
足元側の、ダウンライトを
残すことにしました。

そして、読書に使うスポットライトは
ちょうど飛行機の各座席を照らす
照明のように
天井に、ダウンライトとして
備え付けられていました。

これには、感動しました。

ベッドのサイドテーブルにも
スタンドはあります。
通常のホテルならば、それだけです。

しかし、そこにあえて
天井からのダウンライト
スポット照明を用いているんです。

また、スタンドライトが
オレンジを帯びた
昼光色なのに対し
ダウンライトは
蛍光色のライトです。
クリアな白っぽい光のことですが
勉強や、読書をするときには
気分がスッキリするライトです。
但し、目は冴えてしまいます。

当然、あえてスタンドの照明を落とし
天井からのスポットライトを浴びながら
読書をしましたとさ。

そして、何度も書きますが
ベッドのサイズはキング!です。

ベッドの上で
ストレッチやエクササイズを行ったり
本やノートを沢山広げて
充実したミッドナイトが過ごせます。

勿論、心から伸び伸びと
眠ることが出来ます。

お仕事を頑張ってゆとりが出来たら
絶対に!キングサイズのベッドが欲しいです。

と、もう何度も繰り返しておりますが

いよいよ・・・キングサイズのベッドに

の、前に

入浴準備です。

バスルームに行き
お湯を張ろうとバスタブに栓をします。

いや、しかし栓が出来ません。
栓をしなければ、お湯は溜まりません。
困りました。

どこかにPUSHボタンが
付いているのでしょうか
手当たり次第に押していきますが
全て外れました。
ネジ、もしくはダボでした。
最終的に、湯が溢れ出す予防の為の
バスタブの上部、蛇口の直下の
排水溝部分に秘密がありました。
日本国内でも、同様の仕様に
遭遇したことがある為
今回は、比較的簡単な方でした。

とはいえ、バスルームの
ネジと言うネジを
全てPUSHしてるんですよね!

海外のバスルーム
特にシャワーは、多種多様です。

大抵、フロントにコールして
人を呼んでもらい
シャワーの説明を受けます。

例えば、一度、お湯の量を
調節するレバーを
高温、最大限「MAX」まで回してから
半分戻すと・・・
適温のシャワーに切り替わるホテルが
ありました。

また、バスタブの蛇口に
金色の縁取りがしてありましたが
そこを引っ張ると
シャワーに切り替わったり・・・
まるで忍者屋敷に
迷い込んだかのようなカラクリです。

この二つは、分かりにくかったです。

それぞれ説明は一切無く
目印のマークすら
存在しませんでした。

そして、バスルームで
充分格闘した後
ゆったりとバスタブに浸りました。

至福です。

キングサイズのベッドが
待っているかと思うと
尚更、至福です。

さて、ベッドの上のディスプレイです。
枕やクッションが4個×2列
並べられています。
そして、ピローミストまで置いてあります。
ピローミストとは
アロマスプレーのことです。
寝室用のアロマで、枕やシーツなど
リネンに直接吹き付けます。

旅行時には、万能薬として
ラベンダーのアロマオイルを
持って行きますが
ホテル側から、準備していただいたのは
初めてなので、とても嬉しかったです。

匂いは、重要です。

さらに、マンダリン・オリエンタル香港は
所々、エルメスの「ナイルの蓮」の
香りが漂います。

理由は、アメニティに「ナイルの蓮」が
使用されているからです。

その昔、YSLの「ベビードール」を
使用していました。

でも、マンションへの引っ越しを機会に
少し大人っぽく
エルメスの「ナイルの蓮」に
変えてみました。

単純に「蓮」が好き
「蓮」の香りも好きだからという理由で
セレクトしましたが
結局、この香りも、高級ラインらしく
少し嗅ぐだけで、胸が一杯になって
頭がクラクラします。
しかし、他のモノよりマシなのです。

つまり、高級感、贅沢を味わいながらも
許容範囲の香りです。
尚且つ、好きな花「蓮」が
モチーフになっていて
心に特別な、リラクゼーションを
もたらせてくれます。

他には、そうですね。
まだマシ・・・って
随分な表現ですが
ひとまず、年相応な香りだと感じています。
女30代にもなれば
一緒に居るだけで
すぐに胸が一杯になって
頭がクラクラするでしょう??
(そんなの感じるのは
私の妄想でしょうか?)

そう、アメニティの香りが
「ナイルの蓮」というのは
まるで、私の為に用意された
バスルームです!
とでも言われている様な気分です。

ホテルの客室とサービスを
そのまま自宅に持ち帰りたくなった程です。

生まれて初めて!!

そうこうするうちに
ベルが鳴りました。
頼んでおいた、変圧器を持って来ました。

フロントで「アブタ」と
発音された気がします。
恐らく、アダプターという意味でしょう。

昨年、ベトナムで
「リキタ、リキタ」と連呼されて
聞きとれなかったことがありましたが
こちらは「リターン・チケット」が
正解です。

東南アジア方面の人は
3文字で表現するのが好きなのでしょうか?
言葉遊びのようで面白いですね。

さて、アダプターを持ってきてくれた方は
ハウスキーピング担当でした。
中国の5つ星ホテルは
夕方になると、ベッドメイキングが
夜バージョンに変わります。
連泊する時は
昼間の留守に関係無く
一度、ルームクリーニングをしたあと
夕方に、ベッドメイキング~夜編~が
施されます。

ベッドの上に掛けられた
ベッドスプレッドが取り払われ
枕2個×2列の前に置かれていた
クッション2個×2をサイドテーブルの下や
デスクサイドの棚に収めます。
こうして真っ白なシーツの
ベッドメイキングが完了します。

そして、忘れてはいけないのが
ベッドサイドです。
足元には、マットとスリッパが置かれます。

この時、ホテルによっては
チョコレートのサービスがあります。

マンダリンオリエンタル香港は
ウェルカム時に、チョコレートの入った
オリジナル缶BOXをいただきました。

ギッシリと濃厚な
チョコレートコーティングが施された
お菓子でした。
食べ応えもあり気に入ったので
日本で取り扱いがあれば
是非、購入したいと考えています。

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